事業計画策定ミーティングへようこそ!

Good Scenery Commonsの事業計画を書こうとしている。
でも、なかなか筆が進まない。

10年以上前に起業したとき以来、ずっと参考にしてきているポール・ホーケン『ビジネスを育てる』にも、ビジネスプランを書こうと述べられている。そんなプラン無しに成功した例もあるけれど(パタゴニアとかアップルとか)、書いたほうがいいって。ジョブズじゃないわけだし。

書くべきは7つの項目。
【1】事業の目的は何ですか?
【2】事業はどのような仕組みで運営されますか?
【3】どんな製品・サービスを提供しますか?
【4】製品・サービスをどうやって市場に届けますか?
【5】競合他社に対する優位性は何ですか?
【6】どのような人によって経営されますか?
【7】5年先までの財務計画はどうなっていますか?

今は一人だけど、いずれ仲間を募ってやる予定なわけだから、これを読んでくださっているあなたに向けて、考えていることを書くことから始めます。

事業計画策定ミーティングのはじまりはじまりー。


【1】事業の目的は何ですか?

少し前はミッションという言葉が流行っていたけど、今はパーパスらしいです。ミッションは使命、何をなすべきかということ(What)だけど、パーパスは存在意義という意味で使われ、なぜそのビジネスがこの社会に存在するべきなのか(Why)である、という解説がインターネット上にありました。パーパスを明確にできない会社は顧客からの信頼を得られず、また働き手が集まらない、パフォーマンスが上がらない、という時代の潮流があるそうです。そりゃそうっすよね。
というわけで、パーパスを考えてみます。


〇安心して生きられる社会をつくる
いきなり大きな話になってしまうんですけど、僕が社会に出てからずっと、「自己責任」というワードがついてまわってます。成功したのは、本人の努力と才覚によるもの、努力が足りない者が貧しいのは当然でしょ、搾取されても仕方ないでしょ、と。いやいや、才能があったって経済的に成功できるとは限らないし、だいたいこの文脈で「才能」というときには、その前に「カネを稼ぐ」が枕詞につきます。一人一人の人間に与えられる「才能」は、そんな幅の狭いもんじゃない。白熱教室のマイケル・サンデルも『実力も運のうち 能力主義は正義か?』という著作を出しているし。読んでないけど、そういうことですよね?
カネを稼ぐ才能に恵まれ、努力できるだけの環境が整っている人は少数なのだから、そうではない人を標準として制度設計はなされるべきだと思います。
内田樹『邪悪なものの鎮め方』という本に次のような一節があります。

人間は自分の手で、その「先駆的形態」あるいは「ミニチュア」あるいは「幼体」をつくることができたものしかフルスケールで再現することができない――

競争ではなく相互扶助、格差ではなく平等な分配、画一的な幸せを目指すのではなく一人ひとりがその人らしく生きられる、支配もされず支配もしない、僕はそんな社会を理想とします。だから、まずはそのミニチュアとしてGood Scenery Commonsを立ち上げたい。そして、その手掛かりがコモンにあるのだと思ってます。


〇働く現場を健全化する
2000年代にLOHAS(ロハス、Lifestyles Of Health And Sustainability、健康で持続可能なライフスタイル)という言葉が一般化し、その考えは広く支持されたように見えたけど、働く場は健康的でも持続可能でもない状況が改善するどころか、全体としては悪化しているように感じられます。消費者が何を選ぶかという行動が、企業を変えていくという希望が語られ、今となってはちょっと恥ずかしいんですけど、僕自身もそれに賛同していたりして。でも、結局大きな変化は起きなかった。余裕のある人はLOHAS的な生活を送れるかもしれないけど、そのLOHAS的消費を支えるためにひどい労働環境で働く人がいたりする。そもそも、LOHASってマーケティング用語ですしね。

いまはエシカルがキーワードになっているけど、どうなんでしょう。消費という面だけから社会を変えるのは無理なのではないかなと思います。やっぱり生産、つまりは働く現場から変わらなければみんなが幸せになることはできないんじゃないか。

健康的で持続可能な職場をつくりましょう。WOHAS。なんだそれ。すみません。

そうだ、僕には幼い娘が2人いるので、女性がいかに働きやすいか、ということも重要課題になっています。女性だから、という理由で苦労してほしくないですから。


〇環境問題の解決に貢献する
物心ついたころから環境問題がずっと問題であり続け、いまだ解決していません。ドラえもんのキー坊に始まり、いまは気候危機。『沈黙の春』とか、『奪われし未来』とか、多くの警告が発せられ、多くの人がその解決に取り組んできたにもかかわらず……。先進国と言われる国々では確かに、公害問題などはほとんど聞かなくなり、改善しているかもしれないけど、それって目の前から見えなくなっただけであって、地球規模で見ればむしろ悪化しているんじゃないでしょうか。イマニュエル・ウォーラーステインの世界システム論は学生のときにさらっと読んだきりで記憶もあいまいだけど、資本主義の発展には、たとえば安い労働力を提供する「周辺」が必要だという話だったはずです。先進国のスマートな社会が成り立つ陰で、いわゆる発展途上国の自然が破壊され、労働が搾取されている。
地球がなければ、より良い人生も何もない。幸せの大前提として、地球環境を破壊するようなことを慎まなければならないと思います。ナチュラルな庭をつくるために、どこか遠い国の自然が破壊されるようなことはあってはならないでしょう? しかも、環境問題は人権の問題ともつながってる。


【2】事業はどのような仕組みで運営されますか?

食パン専門店が近くにオープンして、たいそう繁盛しています。パンに限らず、〇〇専門店というかたちで、あえて限定するのが流行りみたいですよね。そのほうが、コンセプトがより明確で、顧客に届きやすい。
ところが、とりあえず事業のベースとしようと考えている造園・緑化という分野は、そもそも「何でも屋さん」的性格が強い。土木工事もする、植物も扱う、空間演出もするし、木工もあれば、竹を使った細工もする。水道や電気もその守備範囲に入ってくる。そうした造園緑化の仕事で、どれだけ「切っ先の鋭い」コンセプトを打ち出せるかが鍵になるかもしれないですね。

個人による作庭や庭園管理の市場は、体感としては縮小しているように感じます。公共工事においても、発注額は低空飛行が続いているみたい。自然への関心の高まりと造園市場の間にはギャップがありますよね。そこを埋めているのは、DIYやアウトドア分野の隆盛かなあ。これはきっと健全なことだと思います。庭はプロが独占するところではない。僕も庭の仕事をしながら毎回学ぶことがたくさんあります。猫の額ほどの小さな庭、所詮は人がつくった庭だとしても、植物や自然から学ぶところは大きい。だったら、施主が自分でやらなきゃもったいないんです、本来は。
だいたい、イギリスでも日本でも、控えめに言って、歴史的名園はいわゆる職業造園家が手掛けたものではないものが数多く存在しますよね。苔寺で知られる西芳寺の夢想疎石はお坊さんだし、茶庭は千利休、シシングハーストのヴィタ・サックヴィル=ウェストは小説家だっけ、詩人だっけ? ターシャ・テューダーは絵本作家でしょ。
経済状況は今後も厳しいだろうし、そのなかで土地を所有し、そこに庭を置くことができる人は数としては減る一方ですよね。そうした時代に必要なのは公共の緑。公園はもちろんそうだし、自然の山や海。自分の庭を持つ人がそこを楽しみつくせるよう手伝うと同時に、公共の自然、そこにみんながアクセスできるようにすること、そこの質を高めることが大事ではないかと思います。

スクラップアンドビルドは時代に合わないですよね。住宅建築の寿命も延びて、造園業界でも一時期「リガーデン」(リフォーム+ガーデンかな?)という用語がよく聞かれました。あるものを活かす、これはもともと造園分野の得意とするところ。古い瓦や石臼などを園路に再利用するとか。石や樹木は重たいから、その場でまた使うしかなかったのかもしれないけど。今は運搬機械があるから簡単に持ち出せちゃいますけどね。

先日、アウトソーシングの反対、インソーシングという言葉を、ポッドキャストかな、それで初めて聞きました。効率化のために業務を外部委託するアウトソーシングに対し、業務を自社内で行うようにする動きがあるそうで。アウトソーシングによって、ノウハウが失われるみたいなデメリットもあるみたいだし、そういう動きがあるのは自然なことですよね。経営におけるインソーシングの話は今は置いといて、今後はあるものをうまく使うことのほうが社会的に価値のあることになるだろうと思います。庭とか外構で言えば、更地にして新しく資材を持ち込んでつくるほうが手っ取り早い。あるものを生かそうとすると、さまざまな制約が発生し、コストも余計にかかるケースがある。でも、その制約をあえて引き受け、その場が持つ潜在的可能性を引き出すのが、時代にかなった在り方になるのではないでしょうか。


というわけで、まずはBtoCのかたちでは、DIYをサポートする姿勢を持つことかなと思います。それには、知識と技術のシェアを積極的に行なう。「庭師さんにお任せ」でなく、参加型にして、それは、一緒に作業をしてもいいし、しなくてもいい、どんなかたちであれ、コミュニケーションを前提に参加型で作庭や手入れを進めていく。
環境に徹底的に配慮したものを提案したいです。庭を媒体、メディアとして、環境や自然に対する在り方、作法を探りながら、伝えていく。
BtoBは今のところ除外したほうがよさそうだと思っています。顧客とダイレクトにつながることが重要ですから。目指すコモンは、働き手だけで構成されるものではなく、顧客も一緒につくるものと位置付けています。

公共の緑の重要性は今後ますます高まるでしょう。いわゆる公園はもちろん、私有される場所であっても、可能な限り外に向かって開かれた場所がもっともっと作られてほしいですね。植栽管理の公共工事に携わることはひとつの目標。それとともにGood Scenery Commonsの拠点をもって、そこをパブリックな場所としてつくっていけたらいいなあ。現代のコモンは必ずしも空間の共有は必須条件ではないけど、やはりリアルな空間をシェアできる状態が望ましいなと思います。



【3】どんな製品・サービスを提供しますか?

既存のサービスとどこが違うのか、どういう点に優位性があるのか、というところが肝ですね。

〇庭の手入れ:人と植物の間を取り持つのが仕事だと考えています。一点の曇りもない美しい仕上がり、というのはちょっとイメージと違う。常に移ろう自然相手の仕事。造園の職人たちが培ってきた技術や知識をベースにしながら、里山のお百姓さんみたいな大らかさをもった仕事。それは職人の厳しい世界とも違うから、顧客が参加できる。でも素人仕事をするわけでもない。庭師でもないし、植木屋さんでもないし、ガーデナーでもない。というので、以前はフランス語のジャルディニエを肩書にしてたこともあるんです。別にフランス式ではなくて、固定したイメージのついていない言葉が欲しかっただけなんですけどね。

〇作庭、エクステリア工事:庭や外構を設計し、施工する仕事もします。ここは徹底的に環境に配慮した提案としたい。食パン専門店的なことができるかもしれません。たとえば、土を持ち出さない、持ち込まないとか。木材など環境負荷の少ない資材のみを使用するとか。普通はそこまでの制約は課さないでしょ、というところまで徹底する。顧客を含めたコモンという性格から、どこかで不要になった資材は共有財産として別の庭で使う、そういうネットワークも構築できたらいいですよね。
これも参加型で、その参加の度合いはもちろん濃淡があっていいと思ってます。設計段階から一緒につくっていくというのもいいし、作業の一部を一緒にするのでもいい。あるいは顧客がDIYで進める工事のうち、手伝えるところを手伝うというのでもいい。長尺物、重量物を運ぶのを手伝うとか、そんなのだっていいと思うんです。コモンは相互扶助。できることをやって役に立つ、それが大事。

〇山林、緑地、公園管理:これはまさにコモンすなわち共有地の管理の仕事。ただ、この分野の実践的なノウハウが足りないのは事実です。理屈は言えるんですけど。この分野は時間をかけて、提供できるサービスにまでレベルを上げていく必要があると思っています。高田宏臣『土中環境』がすごくおもしろいんで、何か参考になるかもしれません。

〇その他:実のところ、造園にこだわっているわけではありません。もちろん、造園分野に15年以上かかわってきて、あれこれ考えてきたので、言えることはたくさんあるんですけど、それはあくまでも手段。だから、顧客であれ働く仲間であれ、コモンのメンバーから要望があれば、造園以外のことも喜んでやるつもりです。まあ、コモンという性質上、衣食住にかかわること、教育にかかわることは相性がいいようには思います。



【4】製品・サービスをどうやって市場に届けますか?    

さあ、ここが最大の難関ですね。どんなに優れた製品・サービスも、素敵なアイデアも、知ってもらわなければ何にもならないわけですから。最近は、SNSを使って話題を提供し、多くの人の目に触れるようにする手法が当たり前になっていますよね。口コミをどう広げるかとか、優秀な起業家、ビジネスマンが日夜考えていることですから、画期的で効果的なものがぽっと出てくるはずもないのですが、今考えているのは3つ。

〇ニュースレターの配信
ごく普通だけど、メールでニュースレターを配信したいな、と。考えていることをきちんと表明することは、ますます大事になると思います。パーパスでも触れたことですけど。
コモンとは、みんなが同じ考えを持って集まるカルト教団のような場ではない、というのは押さえておく必要があるかと思います。さまざまな意見を持つ人が、それぞれの違いを認めながら、折り合いをつけてやっていく場です。けっこうめんどくさいことをやろうとしてます。だからこそ、自分の考えをしっかり表現し、そこからコミュニケーションが生まれ、欲を言えばそこからまた新しい仕事につながっていけばいいなと。

〇技術や知識についてシェアする動画コンテンツの配信
造園関連の知識や技術をシェアすることが、コモンの運営には欠かせないと考えてます。したがって学びのツールを用意しなきゃいけない。動画の作成、配信も簡単な時代になりましたよね。最初は簡単なつくりものでいいと思うんですけど、しっかりとした内容のものを配信していく。働き手の学びでもあるし、顧客の学びの機会の提供でもあるわけです。

〇クラウドファンディング
クラウドファンディング自体は、もちろん資金を集めることが目的であるわけですけど、その呼びかけを通じて、「こんなことやろうと思ってます」を表明し、資金を出すことで参加してもらう。これって、コモンとすごく相性がいいんじゃないでしょうか。



【5】競合他社に対する優位性は何ですか?

競合するのは、造園会社、エクステリア業者、植木屋さんのプラットフォーマー、シルバー人材センター、NPO法人などの団体などでしょうか。

造園会社とは重なる部分が多いけど、人や設備などかなわない面が多いと思います。ただ、これまでの業界の慣習に縛られない自由さ、小規模ゆえにコンセプトを絞り込める部分が強みになるかなと思います。

エクステリア業者と比べると、コンクリートやアルミ製品の扱いなど、これはもうまったく及ばないところです。ただし、環境に徹底的に配慮した提案などに限れば、技術的にも優位な点があるかなと思います。これはクライアントとの共通理解をどこまで構築できるか、ということが鍵ですかね。 
   
庭の手入れをする植木屋さんのプラットフォームがこの10年くらいで急成長しました。ひとつの看板、ブランドの下で受注、実際の作業は個人事業主などが請け負うという仕組みです。いわゆるサービス業に徹しているため、顧客に安心感を与えているのかもしれません。だって、植木屋さんて、お茶出していいのか、いけないのか気を使うし、料金体系が不明瞭なこともあるし、お願いしてもなかなか来てくれなかったり、要望を聞かずにプロに任せろという姿勢だったり、そんなこんなで既存の業界の在り方に不満や不安を持っていた人を引き付けることに成功したんでしょう。サービス業に徹したその強みが弱点でもあるんじゃないかと思います。こちらが武器とすべきは、コンビニ的な最大公約数的なサービスでは得られないものを提供すること。やはり切っ先の鋭いコンセプトが重要になりますね。

シルバー人材センター。これまでの経験上、個人の庭の手入れに限っていえば競合しないような気がします。ただし、公共工事というところで競合するかもしれない、というのは、この間発見したことです。大きな造園会社などが受注しない案件は、シルバー人材センターが受注していたりするようです。ここでの差別化については未知数です。

NPOなどは、パブリックな性格の強い緑地管理というところで競合するかもしれないですけど、本来競争する相手ではないですよね。目指すところはたぶん同じだから。既存のNPOで間に合っているところにわざわざ参入することはないと思ってます。



【6】どのような人によって経営されますか?

法的な位置づけはともかく、労働者協同組合、Worker Co-operativeのような組織をイメージしています。この場合、原則として働く人すべてが経営にかかわるし、組織のリーダーも投票によって選ぶようになると思います。あなたが加わってくだされば、より柔軟で強い組織になるんですけどねー。


【7】5年先までの財務計画はどうなっていますか?

起業しようという人間が苦手などと言っていては困るんですけど、計画を立てるのも、数字も嫌い。数字を眺めていると、すぐ眠くなってしまう。でも、考えなきゃいけませんね。

潤沢な資金がないので、最初は経費をギリギリにまで抑えてのスタートとせざるを得ないとと思ってます。ただ、仕方ないから経費を抑える、というだけでなく、積極的に取り組むべきこととも思っています。コモンとして、ワークシェアリングや労働時間の削減をするなら、無駄な経費をなくして分配できる部分を増やす必要がありますよね。過剰なサービスは不要と考えている人は多いでしょ? 僕もそうです。ネットで買って翌日配送とか、いやいやそこまでしなくていいですよって。過去の経験では、人件費を除けば、地代家賃がもっとも大きな支出だったので、たとえばそこを工夫するとか。

公共事業には3年目の時点で参入できたらいいなとぼんやり想像してます。それには、少なくとも3人以上で動いている必要がありそうです。これは、根拠がないんですけど。
造園業の売上に対する人件費の割合は30%程度だと、いまインターネットで調べました。単純に20代・30代・40代が一人ずついるとして、その平均年収から計算してみると、人件費1300万で、売上は4300万円。これって厳しいですね。だから週休2日ではなかったり、日給月給制だったり、有休その他福利厚生が十分でなかったり、という造園業界なのかもしれません。

現在の常識で考えていくと、造園業を小規模で成り立たせるのは簡単ではないという結論になるんですけど、ここが考えどころでしょう。

かけるべき経費はどこなのか。極端な話ですけど、たとえば設計業などのように人件費の割合が40%なら売上は1000万円ほど少なくていい計算になります。

労働時間と年収のバランスはどのくらいが適正なのか、ということも考える価値があるかと思います。たとえば週4日勤務、3日休みならどうでしょう? 死ぬほど働いて、そこそこの年収をもらう以外の生き方だってあるはずです。

給与収入以外に頼れるものはないのか、というのも大きなテーマです。何ももたない労働者を作り出すことで、資本主義は発展してきたという歴史があります。畑を耕すとか、給与以外に生きる糧を得る道を探るのもいいでしょう。コモンがセーフティネットとして機能するなら、ガンガン稼がなくたって安心は得られると思うし、そうなってほしいと思っています。

ヨーロッパの一部の国のように高等教育が無償で受けられるのなら、家計の負担は大きく減るわけですから、社会や政治について声を上げることに、売上アップを目指してかけるエネルギーの一部を振り向けることも合理的な選択かもしれないですよね。インボイス反対!とか。ユニバーサル・ベーシック・サービス導入しろ!とか。


事業計画策定ミーティング、第1回は以上です。

これがまともな事業計画にまとまるのかしら……。


(2022年1月7日)


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