Good Scenery Commonsのいまとこれから 2025.2.6

社会的な意義もそうですが、エゴイスティックに突き詰めて考えても、自己責任の競争社会ではなく、平等に開かれたコモン(=共)を再生していくことが必要だと思い、その考えをまとめていくためにこのブログを書き始めたのが、2021年の12月。もう3年以上の月日が経過したんですねー。

いま読み返すと、理屈ばかりこねてるように見えるし、ずいぶん肩に力が入っているようでもあるし、まあでも、基本的にはここ数年はこの方向性で走ってきたのは間違いないです。

訪れる人もいないブログなので削除してしまおうかとも思ったのですが、個人的な備忘録としてあってもいいかと思いなおし、いま(2025年2月6日)の状況を追記して、しばらくネット上に置いておくことにした次第です。


前回の更新が2022年の9月。そのころは、労働者協同組合をつくろうと決めて、そのことについていろいろ勉強をしていたようです。

労働者協同組合は、はたらく場所をコモンにしようという取り組みと言い換えることができます。個人事業として一人で戦うのではなく、社長として会社を率いるのでもなく、職場を誰のものでもない、みんなが平等にアクセスし、運営にかかわれる場にしよう、と。

コモン再生のフィールドはいろいろありますが、富豪でもない僕が日常的にかかわれるのは、はたらく場しかないので、そこを主戦場に選んだということでしょう。


話を聞いてくれそうな人に声を掛け、いろいろな方に協力を仰いで、2023年4月、労働者協同組合キフクトが立ち上がりました。

希望を抱いて、やりたいことに取り組んでいたわけで、本人としても楽しんでいるつもりでしたが、1年目はずいぶんとストレスの多い時間を過ごしたというのが事実のようです。ストレスだけが原因ではないと思いますが、ずっと体調が悪くて、健康の二文字からもっとも遠のいた1年でした。

民主的な場をつくるための産みの苦しみ、一言で言えばそういうことになるのでしょう。……と悟ったようなことを書いていますが、具体的に何が大変だったのか、忘れてしまったということもあります(自分の身を守るための本能的忘却?)。

キフクトとしての2年目が終わろうとしている現在、事業高は順調に伸びているし、はたらくのは楽しいし、いろいろな方に知ってもらえるようにもなって、一歩引いて見てみれば、順調すぎるくらい順調に来ています。


これからの課題は、下世話な言い方をすれば、「食っていける仕事」にすること。

いや、違うかもしれない。キフクトで受け取るお金が少なくても、トータルで生活が成り立てばいいのだから、キフクトという場を守りながら、他の手段を組み合わせていけばいいのかもしれない。

まだまだ迷いながら、コモンの再生という時代的な課題に取り組んでいくつもりです。


しばらく、このブログを更新することはないと思いますが、書いたりしゃべったりすることは、やめろと言われてもどこかで続けているはずなので、とりあえずの拠点として、キフクト(労働者協同組合)とキリクイ(個人事業)のリンクをはっておきます。

キフクト https://kifukuto.com/

キリクイ https://kirikui.hp.peraichi.com/


今後ともよろしくお願いします!


(2025年2月6日)





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